メンテナンスを勧める理由を30あげられますか?

コンサルブログ | 2016年5月23日

生活者の本質を知ることなく「メンテナンスは常識」と思っている歯科医院のスタッフでは、「メンテナンスを勧める30の理由」を考えることは、困難なことでしょう。10個程度まではスラスラと口をついて出るでしょうが、そこから先は「メンテナンスは常識」と思っているスタッフほど難しいと思います。さらには、予防歯科に真剣に取り組んでいる医院であるほど、門外漢である患者さんに対してメンテナンスの価値を理屈ではわかってもらえているけれど、腹の底から納得してもらえる説明ができない傾向があります。そして、そんな衛生士が「よく磨けています。このままがんばってくださいね」と常套句をメンテナンス毎に伝えていると、メンテナンス4回目頃には、約50%の患者は自然と離れていきます。

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生活者が歯ブラシ代にかける年間費用は500円弱です。歯科医院で販売している歯ブラシ代金からすると、「そんなに少ないはずがない」と思うでしょうが、これが一般人にとっての常識なのです。年間500円程度しか歯ブラシを消費しない生活者に、健康保険であれ自由診療であれメンテナンスの費用と時間を年間3回余り負担してもらうことは、歯科医院側が考えているほど容易なことではありません。その結果、メンテナンスの価値をなかなか理解できない患者に対して、「あの患者さんはデンタルIQが低いから」と患者側の意識に「解」を求めるとすれば、その医院は歯科の風土病に感染しています。

歯科医院側が生活者の実態を知っていれば、患者さんに「メンテナンスを勧める30の理由」を持つことは比較的容易になってきます。画像ソフト・口腔内写真・位相差顕微鏡・唾液検査など、患者説明や動機付けをする道具はたくさんありますが、それだけでは患者さんの生活背景や意識にまでメンテナンスの価値を結びつけることは難しいでしょう。

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「メンテナンスを当たり前にする コミュニケーション」セミナーのご案内

今回のセミナーの目的は、「メンテナンスを勧める30の理由」を参加者相互から学びとり、患者さんとのコミュニケーションを豊かにしてもらうことです。来る6月12日(日)のセミナーは都心の飯田橋駅から徒歩3~4分の距離に位置した歯科医院を会場として、チェアサイドで実際の現場に即して歯科スタッフにメンテナンス時のコミュニケーションを経験してもらいます。きっと、座学での学びをチェアサイドでの行動に移すことによって学びの深さを実感できることと思います。

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