2020/12/24/コンサルブログ
マニュアル化とデジタル化は歯科医を幸せにするだろうか?
マニュアル化やデジタル化は、歯科医師を幸せにするのでしょうか? マニュアル化やデジタル化による生産性の向上を追いもとめると、歯科医師の単純労働化は加速して、歯科医師は単に労働力として存在するようになるでしょう。これでは何のために歯科医師になったのかわかりません。生産性という呪縛から離れてみると、これから歯科医師がするべき仕事がみえてきます。2020/11/12/コンサルブログ
売る気ゼロの歯科医師はなんともカッコ良い
歯科医院のキャッチコピーには、科学的な言葉はなく、生活者目線の言葉もない。一語一語が収益を産むための言葉、お金のにおいを発して「マウスピース矯正」「予防歯科」を“買って! 買って!”の大合唱。歯科医療をビジネスと割りきる歯科医師は、医院の大型化やデジタル化で利潤利率を求めることに傾注し、不実だが心地2020/9/17/コンサルブログ
迷走する予防歯科から「自助努力」をアラートする予防歯科へ
「年商1億円の次世代型予防歯科」セミナーが人気です。この手のセミナーのどこが次世代型で予防歯科なのか、とんと理解できません。単に形式的に合法でも実質的に重大なご法度破りをする金儲けのセミナーに過ぎないのでは。「自助・共助・公助」をスローガンとして新総裁に就任した菅さんに「これが公的医療保険の理念に沿2020/9/7/コンサルブログ
コンサルタントにご用心!2
集患対策の見せかけの経営効果にだまされないために
ホームページ業者からのFAX・DM、ページ上部を占拠する歯科コンサルのリスティング広告、これらのほとんどは「見せかけの効果」を誇示したものです。真っ当な経営学では過去の統計分析の結果をさらに統計的に総括する手法で「見せかけの効果」を排除していきます。真摯な予防型歯科医院が、何百、何千、何万という群の2020/8/7/コンサルブログ
ビジネススクールでは学べない歯科医療の経営学
なぜ歯科医師をしているのか答えられない、悪意の口コミなど目先のことばかり気になる、いちいちスタッフの言動に動揺する歯科医師の方、そんな状態で医院経営はできるはずもありません。医院経営の軸は仲間内の中で求めていても煮詰まっていくばかりです。いつもアイデアは外にあります。2020/7/21/コンサルブログ
標準予防策からPR材とインテリアを見直す
スタンダード・プリコーションという大黒柱を歯科医院に建てようとすると、医院PRの考え方と方法、医院インテリア、そして診療システムと技術、さらには医院経済などすべてを刷新することになります。デジタルデンティストリーの必要性が高まる一方で、スタンダード・プリコーションの実効は過小評価されてはいないでしょ2020/6/19/コンサルブログ
人々の安心構造と歯科医療のコモンズ
コロナ禍で明確になったことは、利潤をあげる、生産性を高めるというデジタル・イノベーションやベンチャーの論理が通用しないのが健康や医療で、それは人々が求めている安心の素でもあるということ。「アナログ・デジタル」の二元論などという狭い話ではなく、もっと大きな枠組みで考えることです。例えば、国民皆保険は今2020/6/3/コンサルブログ
予防歯科の知的資本論
新型コロナ禍を生き抜く歯科医院の対策(4)
平成以降、歯科医院の財務資本となってきた予防歯科ですが、コロナ後には社会の知的資本に転換してはどうでしょう。社会を居心地よくする予防歯科です。予防歯科を診療室の中の生産方式から、社会の基盤システムにすることで、予防歯科は不要不急から必要不可欠な存在になります。グローバルやデジタルのような高揚感を歯科2020/5/8/コンサルブログ
診療自粛を憲法の視点で考える
新型コロナ禍を生き抜く歯科医院の対策(3)
「緊急性がないと考えられる治療については延期すること」という厚生労働省の歯科医院への求めは、東京都の出した「飲食店のアルコール類の提供は午後7時まで」とした措置と同様に弥縫策のようにも思えます。歯科医院では休診にしたり人員態勢を縮小したりして1ヶ月が過ぎ、緊急事態宣言の期間はさらに延長されました。い2020/4/21/コンサルブログ
コロナにあぶり出された歯科の根本課題
新型コロナ禍を生き抜く歯科医院の対策(2)
新型コロナ禍の『危機』を『機会』に変えるのは、不安に対する消極的解決ではなく積極的に解決する姿勢です。その前提として危機管理が必要です。「新型コロナウイルスに感染したスタッフが労災認定されるのか」、「感染が拡大した場合に、医院は安全配慮義務違反に問われないのか」、こういった危機に直面することを考えて2020/4/13/コンサルブログ
コロナ禍を乗り切る3つのフェーズ
新型コロナ禍を生き抜く歯科医院の対策(1)
4月11日の昼のワイドショーでの「歯科受診リスクレポート」の放映後から首都圏の歯科医院への風向きが一転。来院予定者のおよそ40%がキャンセルになっているのが首都圏の歯科医院の現状です。ドイツのメルケル首相のような器量のある行政の首長がいない日本では、早期に歯科院長が3つのフェーズに分けて医院の立て直2020/4/2/コンサルブログ
歯科医院の新型コロナウイルス感染症対策
新型コロナウイルスの流行が終息する気配がありません。米国や欧州に続き、東京でも感染拡大が続き、この数日で都内の歯科大学病院の歯科医師、一般歯科医院のスタッフも感染したという一報が入りました。2020年4月1日時点で国内のPCR検査陽性者数が2,000人を超えたというのですから、歯科医療関係者が感染し2020/3/30/コンサルブログ